WBC✨世界一おめでとうございます✨ ~トレーナー目線からみたWBC~

昨日は、日本が感動に包まれたWBC大会。
村上選手が目覚めた!吉田選手の打撃に痺れた!やっぱりすごい、大谷選手!
と、書きたい事は、沢山ありますが、
今回、私が書くのは【トレーナー目線からみたWBC】ということです。

通訳の方などは、テレビなどで多く見ましたが、トレーナーのような方は、ほとんどテレビで見ることがありませんでした。
勿論、チームにはトレーニング指導を担当する方、治療を担当する方で少なくとも3名~5名ずつの計6~10名くらいいても
おかしくないと思うのですが、あまり見る機会が無く、気になったのでネットで調べてみましたが、選手とコーチ・監督のみでトレーナー陣の公式リリースはありませんでした。
野球界では、トレーナーが表に出る機会がないので、日本代表でも同じようなことなのかな。と感じました。
ちなみにラグビーでは、スタッフ一覧に必ずトレーナーやトレーニングコーチが記載されます。
競技柄で全く違いますね。

そして、驚いたのが試合が終わった数時間後に、日本に向けてのフライトだったということです。
確か、東京での試合が終わった後も数時間でアメリカへ移動してましたね・・・
シーズンが近いのでスケジュール的に仕方がないことかもしれませんが、恐らく裏方の方は相当忙しかった事かと思います。
地獄のような忙しさ、だっただろうな。と容易に想像できます。確実に寝れていないでしょうね(笑)
何が大変かというと、主にトレーニングや治療器具などの運搬です。
恐らくホテルの大きな部屋の一室を完全に治療部屋にしているので、そこを片付けて荷物車につめて、トレーニング器具などを運び出して…などが凄く大変です。仮に潤沢な資金があると思うので、業者が全部してくれるとしても、球場の道具運びからホテルの荷物を全て出す作業を夜中の数時間でやることは非常にタフだと思います。

また、選手達の情報を所属チームのトレーナーへ引継ぎを行うので、ラグビーでは選手一人ずつ、どのようなトレーニングをしたか。身体の調子がどうか。などを、レポートにして提出します。
野球界がどのような形かは分かりませんが、所属チームへ無事に選手を返すまでは、トレーナー陣の作業が数多くあるので、飛行機内でパソコンとにらめっこしている姿を想像してました。

華やかに見える世界ですが、その裏で多くの方々の努力や仕事があって、選手達の最高のパフォーマンス。そして世界一の素晴らしい結果。があると思います。
偉そうに色々と書きましたが、正直羨ましいですね。これだけの人が注目する大会に関わることが出来る。それはトレーナー冥利にも尽きると思います。
本当にかかわられた全ての方に、楽しませて頂いて感謝です。
ありがとうございました。


2019~2022年に7人制ラグビー日本代表で活動させて頂いてました。野球とは競技が違いますが、国を背負って戦う選手やスタッフの方と一緒に過ごした時間は凄く大切な思い出です。
ただとにかく大変でした。本当に華やかな世界の裏に色んな方の努力があること。取り上げるメディアの方も含めて、色んな方があってのスポーツだな。と考えさせられた貴重な時間でした。